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縁側窓の家

所在地   : 東京都武蔵野市
主要用途  : 重層長屋(2世帯住宅)
家族構成  : 母(1階)+息子夫婦(2階)

設計監理  : YY architects
構造    : 坂田涼太郎構造設計事務所
照明    : Lighting Planners Associates
施工    : 横山建築工房

敷地面積  : 147.46m2
建築面積  : 57.94m2
延床面積  : 115.88m2
階数    : 地上2階
構造    : 木造

竣工    : 2023年1月

撮影    : 中村絵

生活を外にひろげる内向きの縁側 

 都心の駅から近い、低層の建物が並ぶ住宅街に建つ2世帯住宅である。祖父母の建てた家に1人で住む母親と建主夫婦が共に暮らすため建替を計画した。愛着のある部屋の配列をそのまま踏襲し2層重ね、重層長屋とした。 
 明るい窓辺での生活を望まれた為、室内に向いた内向きの縁側のような、座れる高さの出窓「縁側窓」を四周に並べた。同じサイズの縁側窓を向かい合わせて繰り返し、その間に出入口と耐震壁を集約することで、それらが視覚的なリズムをつくり出し、ワンルームでありながらリビング、ダイニング、キッチン、寝室の4つのエリアが感じられる計画とした。 
 建蔽率40%という外部空間をもて余しがちな都市の住宅街で、周辺から閉じることなく、室内から外に向けて縁側窓を設えることで、周辺環境と一体となった中間領域をつくることが出来た。縁側を内向きとすることで、周辺と生活の場が緩やかに繋がり、物理的な大きさを超えた広がりを内外に生み出すことを目指した。