

















わつなぎの町家
所在地 : 岐阜県岐阜市
主要用途 : 飲食店、住宅
家族構成 : 夫婦+子供1人
設計監理 : YY architects
構造 : 平岩構造計画
照明 : Lighting Planners Associates
外構 : エスエフジー・ランドスケープアーキテクツ
施工 : マルタケ
敷地面積 : 360.34m2
建築面積 : 173.42m2
延床面積 : 170.90m2
階数 : 地上1階
構造 : 木造
竣工 : 2025年11月
撮影 : YY architects
職と住をゆるやかにつなぐ放射状の屋根
岐阜市内で有名な中華料理店の移転と、それを営む夫婦+子供1人が暮らす店舗兼用住宅である。地元で最も長い歴史を持つ伊奈波神社のほど近く、古い町家がまだ多く残る通りに建つ。夜営業の店舗の為、来客が食事に集中できることはもちろん、その時間に小さな子供が安心して両親の存在を感じられる環境が求められた。
そこで、店舗の客席、厨房、食材庫から住宅のキッチン、ダイニング、リビング、寝室までを、各エリア間の視線を考慮しながら見通しよくリング状に並べ、職と住がゆるやかにつながるシームレスな空間をつくり出した。その上に放射状の梁を持つ木架構の屋根をのせ、どこにいても一体的に感じられるようにした。
中庭を介してお互いのエリアを中距離に感じられる。ルーバーや植栽を用いて視界を整え、金華山から続く山並みを借景とすることで壮大な広がりも生み出した。
町家という直線的な構成をわつなぎにすることで、異なる機能を持つ空間同士が融和しながら共存し、「暮らすこと」と「働くこと」がより密接になる建物を目指した。